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10月のコラム「“住宅ローンの借り換え”には気をつけよう」

日銀のゼロ金利政策解除により、変動金利の住宅ローン金利が上がりました。
今までの2.375%から0.25%アップの2.625%になりました。変動金利上げは2000年10月以来6年ぶりとなります。将来、さらなる金利上昇への不安から、「変動金利商品」や「固定変動選択型商品」から「長期固定商品」への借り換えを行う方が増えています。
この場合、金利の“低い”商品から金利の“高い”商品に替えることになります。つまり、借り換えにより、毎月の返済額が増えることになります。通常、借り換えの場合は、金利の“高い”商品から金利の“低い”商品に替えて、毎月の返済額を減らす事を目的としますが、今行われている「変動から固定」への借り換えは、わざわざ返済額を“増やす”ことを行っていることになります。毎月の返済額が上がってでも、将来の金利上昇による返済額アップへの不安の回避が優先されているのでしょう。
この上がった返済額ですが、今は返済可能でしょうが、例えば、お子様が中学・高校に進学したとき、つまり、もっとも教育費がかかると言われている時の家計状態においても、上がったローン返済額は家計を圧迫しないのでしょうか。そこまで検証して借り換えを実行しておられるでしょうか。
 借り換えを行う前提は「金利が上昇」することで、将来、返済額が上がり家計を圧迫するという予想の基に成り立っています。金利は確かに上がると思われますが、家計を圧迫するくらいに返済額が上がるのでしょうか。お子様がいらっしゃる家庭では、子供の教育費が一番確保しなければならない支出項目です。まず、教育費の確保を考えてから、ローンの見直しとなるのではないでしょうか。
ファイナンシャルプランナーは“全体”を把握して“個々”の項目を検討します。「ライフプラン」があって「住宅ローン」があります。安易に「金利上昇→長期固定商品への切り替え」と考えてしまうのは、あとあと大変なことになりませんか?

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