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「金利とは」 <2006.05>

◆「金利」はお金の“使用料”
そもそも「金利」とは、お金の貸し借りの時に発生するもので、「金利」を日常生活でお馴染みの「利息」という言葉に置き換えると、・・・
○お金を借りる側からすれば、借りる代償として「利息」を払う
○貸す側からすれば、お金の“使用料”として「利息」を受け取る
その“借りる”、あるいは“貸す”お金に対する利息の割合が「金利」となります。金利(お金の使用料)の上昇は、住宅ローンを抱えている人には深刻な問題です。
「金利はお金の使用料」の意味からすると、「預金」は銀行への“その使い方には一切口を出さない無担保融資”です。普通預金は、銀行にすればいつ返せといわれるかわからず、使い勝手が悪いので、使用料(金利)は低い、逆に定期預金は返す時期が決まっているのでそれまでは自由に使えるので使用料(金利)は高めに設定する・・・という感じです。

◆「金利」の種類
金利には「短期金利」と「長期金利」があり、経済の話で使われる「金利」という言葉は「長期金利」のことを言います。この長期金利の代表格は「新発十年物国債の利回り」で、新聞やテレビで知ることができます。新聞やテレビで「金利が上がった・下がった」というのはまさにこの「長期金利」です。先ほどのお金の貸し借りから考えると、「短期間で借りる時の金利(使用料)」「長期間で借りるときの金利(使用料)」ということになりますね。「短期」と「長期」の具体的な期間の境目は“1年”です。
「短期金利」は、主に金融機関同士や銀行と優良企業のお金のやりとりに登場します。よく聞く「ゼロ金利政策」はまさにこの部分で、日本銀行が金融政策でコントロールします。
「長期金利」は将来の物価変動(インフレ、デフレ)や将来の短期金利の推移(あるいは、これに大きな影響を及ぼす将来の金融政策)などについての予想が大切な役割を演ずるものです。たとえば、現時点において景気が悪く物価が安定していたとしても、将来景気が良くなって物価も上昇すると予想されれば、いくら現時点の短期の市場金利が低水準で安定していたとしても、「長期金利」は、将来的な「短期金利」の上昇を先に折り込む形で今のうちから上昇するようになります。逆に、現時点において景気が良くて物価が高止まりしていたとしても、将来的に景気が悪くなり物価も低下していくだろうと予想されれば、いくら現時点の短期の市場金利が高かったとしても、長期の市場金利は将来的な短期の市場金利の低下を先に折り込んで、今のうちから低下するようになります。

◆「金利」と投資の関係
債券投資の場合、ある一定期間、会社が投資家からお金を“借りる”ことで、期間に応じてお金の“使用料(利回り=金利)”を払います。その利回りよりも、企業業績の良さから、会社が儲かれば多くの利益を得ることができる(配当金や株の譲渡益)株式投資に人気が集まると、債券価格は下がり、結果“利回り(金利)”は上がることになります。しかし、金利がある程度上がると、債券価格の低さが魅力となり、債券投資にも目を向けられます。また、金利が上がるということは、企業がお金を借りるときの“使用料(金利)”も上がり、資金調達コストが上がって企業利益にも影響を与えます。次第に株式投資で利益を上げることが難しくなって、株価は下がります。
金利上昇局面では株価は上昇傾向にありますが、金利が上がりきると、逆に株価には悪影響になります。それだけ「金利」は投資においては“怖い”ものなのです。ここでいう「金利」とは「長期金利」を意味します。

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